FXにおけるゴールドの取引についてまとめています。

外国為替証拠金取引であるFX、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。

少ない資金で大きな金額の取引をすることができますので、比較的チャレンジしやすいでしょう。

ですが、なんとなくFX取引を初めても、詳細をしっかり理解をしていなければ、その投資が無駄になってしまう場合があるのです。

そこで今回は、FXゴールドとは何か、取引時間や注意点を詳しく解説していきたいと思います。

初心者の方でも使いやすいように解説しますので、ぜひこの記事を参考にしてください。

FXゴールドとは？

FXにおける「ゴールド」は、海外FX取引において、人気が高い銘柄の1つです。

ゴールドは「金」のことであり、金は資産としての安全性が高く、値動きが大きいので、海外FXの最大の魅力であるハイレバレッジを活かすことで、短期間で大きな利益を狙うことができます。

一般的なFX取引は、為替通貨を対象とし差金決済取引を行うのですが、海外FXゴールドは金を対象として差金決済取引を行います。

金は、短期的に見ると上下に値動きが激しいのですが、長期的に見ると値動きが安定しており、上昇トレンドを形成しています。

つまり、ロングポジションを保有している場合は、もし一時的に大きな下落があったとしても再びチャートが上昇し、利益に転換する可能性が高いということなのです。

長期投資としても稼ぐことができるので、注目している方が多いでしょう。

FXゴールドの取引時間

・基本取引時間

FXにおいて、日本時間の基本取引時間がこちらです。

夏時間（3月～11月）の場合
「午前7：05～午前5：55（金曜日のみ翌5：50閉場）」

冬時間（11月～3月）の場合
「午前8：05～午前6：55（金曜日のみ翌6：50閉場）」

夏時間も冬時間も、金曜日のみ通常より5分早く閉場するので、覚えておきましょう。

・FXゴールド取引時間

ゴールドの取引時間がこちらです。

夏時間（3月～11月）の場合
「月曜日～木曜日7：05～翌5：55、金曜日7：05～5：50」

冬時間（11月～3月）の場合
「月曜日～木曜日7：05～翌5：55、金曜日7：05～翌5：50」

ゴールドの取引ができるのは、平日の時間帯のみであり、日本時間の早朝や週末は取引ができない時間帯もあります。

そして、ゴールドは平日の早朝に1時間ほど取引ができない時間帯があること、金曜日の閉場時間、米国の夏時間によってゴールドの取引時間が変化することに注意しましょう。

ゴールドの取引時間は米国の夏時間によって変化します。

毎年3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで、冬時間に比べて1時間早まると覚えておきましょう。

また、貴金属の取引時間としては、「ゴールドとシルバー」「パラジウムとプラチナム」で多少異なります。

FXゴールドの平均スプレッド

ゴールドの平均スプレッドをXM Tradingを参考にして、見てみましょう。

・スタンダード口座：3.5pips
・マイクロ口座の場合：3.5pips
・ゼロ口座の場合：3.0pips（手数料込）

あくまでも平均スプレッドなのですが、これよりも広いスプレッドが提示される場合があります。

たとえば早朝や深夜など、商いが薄い時間帯や、要人発言や経済ニュースが発表されたタイミング、戦争や自然災害などの有事が起きたタイミングでは、ゴールドのスプレッドが広がることがあります。

最近では、新型コロナウイルスやウクライナ戦争などにより、急激にスプレッドが広がったということもありました。

ゴールドはボラティリティが大きい商品ですので、取引をするタイミングには気を付けなければなりません。

FXゴールドのスワップポイント

スワップポイントとは、通貨ペアの金利差によって発生する利益や損失のことを言います。

受取利益はプラススワップ、支払い損失はマイナススワップと呼びます。

今現時点でのゴールドは、買いはマイナススワップ、売りはプラススワップとなっています。

ゴールドの買いポジションを持ち続けるとスワップを支払わなければならず、売りポジションを持つとスワップを受け取ることができる、ということです。

XMでのゴールドのスワップポイントは、日本時間では冬時間午前7時、夏時間午前6時に発生します。

最新の買いのスワップポイントが「-2,038円」、売りのスワップポイントが「1,318円」です。

また水曜日のスワップポイントは3倍になり、3倍分のスワップポイントの支払いが必要です。

スワップポイントの発生時間前にポジションを決済すれば、支払いはしなくて良いので、買いポジションを長く保有する際には注意しましょう。

FXゴールド取引注意点

・ロスカットの可能性

FXでのロスカットとは、一定の損失が出た際、FX業者がユーザーを保護するために行う強制的な決済のことです。

ゴールドは、通常のFXの通貨と比較すると値動きが大きいので、ロスカットされる可能性が高いのです。

ギリギリの証拠金でポジションを保有していると、少しの値動きでもロスカットされてしまい、ロスカットされてしまうと損失が確定します。

ロスカットのリスクを回避するためにも、レバレッジをかけすぎない、証拠金維持率に余裕を持つことなどに注意しましょう。

・マイナススワップの可能性

ゴールドの場合は、どのFX業者であっても基本的に「買い」と「売り」のスワップポイントがマイナスです。

スワップポイントがマイナスということは、ゴールドのポジションを保有している限り、スワップポイントを支払わなければならないということなのです。

スキャルピングやデイトレードなどで、当日に取引を完結させるのであれば、スワップポイントは気にしなくて良いのですが、長期保有する場合であれば注意しなければなりません。

ゴールドを長期保有し、利益を出すには毎日支払うスワップポイントよりも為替変動による利益が大きい必要があるでしょう。

・スプレッドが広い

スプレッドは取引ごとに必ず発生するコストなのですが、他の通貨と比べるとゴールドはスプレッドが広く、FXゴールド取引のデメリットと言えるでしょう。

ですが前述した通り、ゴールドは他の為替通貨と比較すると値動きが大きく、値幅も獲得することができるので、スプレッドが広いということはあまり気にする必要はありません。

・・・

こんなところで以上になります。

海外FXゴールド取引とは何か詳しくご説明させて頂きました。

ゴールドは変動幅が大きいですが、その分「稼ぎやすい銘柄」とも言えるでしょう。

ご興味がある方は十分に知識を付けて、FXゴールド取引を行ってみてください！

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