FXで失敗するパターンについてまとめています。

“自分の経験から学ぶのが一番だ “という言葉を聞いたことがあると思います。確かにその通りなのですが、他の人の経験から知識を得た方が良い場合もあるでしょう。

特にFXトレードに関してはそうです。限られた資産の中で失敗ばかりを繰り返すわけにはいかないからです。

このブログでは、FXにおける5つの失敗例を紹介します。

他の人が犯したこれらの失敗を学ぶことで、そのような失敗を繰り返さないようにし、代わりにお金を節約することができるようになりますね。

早速みていきましょう！

必見：【超・厳選】海外FX５社を比較｜選ばれている理由を徹底解剖！

損切りができない

失敗例としてまず挙げるべきは「損切りができない」ことでしょう。

FXは、世界の通貨が取引されるグローバルな分散型市場です。毎日無数の成功した取引がある一方で、FOREXは利益を得る大きな機会を提供する一方で、リスクの要素も持ち合わせていることを理解することが重要です。

FX取引に関連する落とし穴と潜在的な損失をよりよく理解するために、過去に失敗した取引の例を5つ紹介します。

取引を継続することでどれだけの利益が得られるかにもかかわらず、投資家はしばしばポジションを終了するタイミングを見誤ることがあります。

その結果、元の取引ポジションやトレーリング・ストップ・ロス注文を超える大きな損失が発生することがあります。

たとえ損切ラインを最初に正しく設定されていたとしても、心理的に追い詰められるとズルズルと損切り設定を先延ばしにすることもあるでしょう。

口座資金はだれしも有限ですし、仮に100万円があったとしても、それは市場から見ると小さな小さな金額でしかありません。損切ができないトレーダーの多くは相場の餌食になるでしょう。

ポジションを持ったままにしている

損切りができないことと同様に、FX取引で狙いもなくポジションを保持したままにしておくことは、失敗の一例となりえます。

FX取引でポジションを持つとき、その目的は通貨ペア価格の動きから利益を得ることです。しかし、取引を放置したまま、最終的に決済しない場合、市場の変化にさらされ、資金が失われる可能性があります。

例えば、相場が下落したときに買いポジションを持ち続けると、口座資金以上のリスクが生じることになります。また、新たなファンダメンタルズが出現するなど、予期せぬ暴落や大変動が発生した場合、ポジションを保有したままでは損失が積み重なり、利益が大幅に低下する可能性があります。

FX市場は非常に変動が激しく、レバレッジも高いため、ポジションを長く持ち続けると、希望するレートで決済されるまで、一定期間、新しいポジションが持てず、投資を監視しなければならない状態になります。これには、折角エントリーチャンスがきても、新規トレードができずチャンスを逃すという場合があります。

長期にわたってポジションを開いたままにすることは、適切でない場合が多くあります。

エントリーの根拠がない

エントリーの根拠がないことは、FXにおける失敗要因の1つになりえます。

経験の浅いトレーダーが取引に入る前に状況および/または現在の市場動向を適切に分析しなかった場合、利益の出ない取引や資本の完全な損失が発生する可能性があります。

これは、通貨、スプレッド、市場のボラティリティなどを含む関係する変数に関する調査と知識の不足が原因である可能性があります。さらに、このような無知な設定に十分な資金が配分されていない場合、潜在的な利益が大幅に減少する可能性があります。

決めたルールを守れないというパターンもあるでしょう。何となくルールに近い値動きだからエントリーしておこう…など、ふわっとした理由のエントリーは危険です。

他の要因としては、レバレッジの見誤りがあります。これは売買結果への影響を考慮することなく、大きなロットでポジションを持つことです。よくある例としては、「マーチンゲール取引」を行い、取引に失敗するパターンです。その都度取引を拡大するため、初期投資額を回収するために大きな損失を被る可能性があります。

さらに、テクニカル分析ツールの仕組みを理解せずに使用したり、より現実的な損切り注文やリスク管理技術を駆使して非現実的な利益目標を設定したりすることは、外国為替市場における潜在的な失敗リスクを増大させることになります。

フィボナッチ・スキャルピング戦略や通貨分散も頻繁に利用されていますが、露出したポジションが拡大しすぎると、ポジションの長期的な成長や収益性を期待している小売業者や投資家にとって破滅的な結果につながる可能性があります。

要約すると、準備や知識、適切な計画の欠如がFX取引の失敗につながる例となります。以上、さまざまな事例を紹介しましたが、このような活動に取り組む際には、エントリーする前に十分なルール設定をしておかないと、失敗につながる可能性があります。

過剰ロットの取引と多すぎるポジション

FX取引でよくある間違いの1つは、過剰ロットやポジションを同時に持ちすぎることです。

経験の浅いトレーダーは、このようなアプローチに伴う危険性に気付かないことがよくあります。同時にいくつかの小さな取引を行うことは有益な場合もありますが、リスクを取りすぎていることを認識することが重要です。

一度に多くのポジションを持つことは、オーバーレバレッジであり、本質的には、自分の不利な値動きになった場合に、取引を処理するための十分な資金をトレーダーが持っていないことを意味します。これは、一度に開くポジションの数が少ない場合よりも、はるかに早く大きな損失を出す可能性があります。

さらに、トレーダーが最初にストップ注文を出し、その注文が失敗した場合、資金の完全な損失を防ぐために、より多くのポジションを決済しなければならないため、追加損失が急速に積み重なることになります。

あまりにも多くのポジションを持つ事と、ロスカットラインの変更にさらされる可能性が高くなります。つまり、以前はある一定のポイントで管理されていたロスカットリスクが、さらなる損失から保護できなくなる可能性があるということです。

また、複数の戦略を実行したり、トレーダーが多くの活動を同時に行うことで注意を怠り、計算ミスの可能性も高まります。そのため、トレーダーが好む戦略やその時々の保有金額の中でより良いバランスを達成し、不正確でも長期投資やリターン目標を危険にさらさないようなポイントを見つけることが必要なのです。

小さな利確や損切りトレードを繰り返す

FXトレーダーが犯しやすい失敗の1つは、利益を上げることを期待して取引に入ったのに、最終的に損失を出してしまうことです。

この誤りを犯すには、過剰な取引、不十分なリスク管理、過度に積極的な取引計画など、さまざまな要因があります。さらに、取引システムのエラーや適切なトレーニングの欠如も、取引を正しく管理できず、最終的に大きな損失を出すことにつながります。

逆に、少し利益が出たからと言って、すぐに利確してしまう行動も、結果的に損失を増やす行動になるかもしれません。いま利益が出ていて、後からマイナスに転じることを心配する気持ちはよく分かります。しかし、ここも決めたルール通りの利確を行うことが大切になります。

失敗を防ぐために。

FXトレードで失敗する例についてご紹介してきましたが、では、このような失敗例を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか？

トレーダーがFX取引の開始を検討する際に留意すべき点がいくつかあります。

まず、トレーダーは常に明確な「トレードルール」を持って取引に臨み、さらなる損失を避けるために、必要であれば早めに損切りをすることを恐れてはいけません。

また、資金管理をしっかり行うことで、すべての取引活動においてあなたのトレードルールを守ることが重要です。

3つ目に、すべてのトレーダーは、さまざまな通貨ペアと、需要と供給の概念などの基礎データに基づくその仕組みについて、自分で学習することが重要です。こうすることで、市場の機能に関する誤った判断や思い込みによるミスを減らすことができます。

関連記事：【FXの学習方法はコレ！】初心者から抜け出すための5STEP

・・・

こんなことろで以上になります。

FXはだれでも簡単に参入できるため、日本でも人気の投資方法です。しかし、簡単に参入でいるがために、相場の理解が軽視されがちです。結果として多くの人が大きな損失をだしたり、資産を失ったりしているのも現実です。

ここに挙げた失敗例をよく頭の片隅においてトレードに臨むことで、あなたの大切な資産を守ることにつながるはずです。

参考になれば幸いです。