FXによる取引を考えているなら、海外の業者利用を考えている人もいるでしょう。

海外FXは国内と違ってメリットもいろいろあるため、取引しやすい部分があります。多くの利点の内、特に魅力的なのは追証がないことです。格段にリスクが減少するため、トレーダーとしても大きな取引を行う自信を持てます。

ただ、海外業者はなぜ追証がないのか不思議に思うこともあると思います。

今回はこの点に関して内容を紹介しましょう。

海外FX追証なしなのはなぜか？

FXでは突然の価格変動によって、強制ロスカットが間に合わないこともあります。

本来FX業者は証拠金を維持するために、ある一定の価格まで下がれば強制決済されてしまいます。そうなると損失が発生しますが、借金になることはないため安心できる制度です。

しかし、急な経済状況の変化によって価格が大きく下がってしまうと、強制ロスカットが追いつかず、0以下のマイナスになれば国内FXの場合は追証を求められます。

もし、追証の金額が大きくなれば自己負担金額が大きくなるため、最悪借金を背負ってしまうことになります。

ただ、海外FXの場合はゼロカットシステムという機能が採用されており、これはたとえマイナスになっても業者側が負担してくれるため、トレーダーに追証が求められません。

国内と海外ではゼロカットシステムの有無に大きな違いがあるため、追証なしから海外の業者を利用する人も多いです。

海外のFX業者が追証を採用できる理由

ゼロカットシステムによる採用で追証が発生しないなら、トレーダーにとっては大きな安心材料となります。

ではなぜ、国内で採用されないのか？疑問が生じます。

それあ、国内では金融商品取引法によって顧客の損失の一部を補填することを禁止しているからです。

そのため、ゼロカットシステムを採用すると法律に触れてしまうことから、国内の業者は絶対に採用することができない状態と言えます。

「追証なし」を求めるなら海外の業者を利用する必要がありますが、なぜゼロカットシステムを採用しているのか理由をみてみましょう。

大きくわけて以下の３つの理由があります。

新規口座開設者を増やすため

海外業者ゼロカットシステムを増やしているのは、新規口座開設者を増やすためです。追証が発生しないということは、トレーダーにとってはリスクを大きく下げることが可能です。仮に大きなレバレッジでハイリスクな取引を行ったとしても、ゼロカットシステムによって自分の使用した資金以外の負担を背負わされることがありません。

借金を背負うリスクが無いなら、自分の資金内で大きなトレードを行うことができるため、トレーダーも登録をしやすく海外の業者はどんどん利用者を増やして利益をあげやすくなります。

利益を増やすため

海外FX業者で追証を行っていないのは、利益を増やす目的もあります。ゼロカットによりトレーダーの取引リスクが低いなら、多くの人が登録してトレードを行うでしょう。追証があれば大きな資金を利用して取引を行うことが難しく感じることもあるため、小さなトレードばかりになることもあります。

業者にとっても大きな取引をしてくれた方が利益を得られることになるため、追証なしでたくさん取引数を増やせるのはメリットです。実際に海外の業者は多くのトレーダーから支持を受けているため、利益も安定的に出せています。

強制決済による安全策を行っている

FX業者は損失を防ぐために強制決済を導入しています。これは、上記でも紹介しましたが、損失を防ぐために一定の資金が基準を下回ると強制的に決済されることです。強制決済は国内でも海外でも設定されているため、どの業者を利用しても必ずあります。

この強制決済が施行されるなら、口座の資金がマイナスになることはほぼないため、海外の業者もゼロカットを発動する前に損失を抑えることができます。強制決済が先に施行されることで、海外の業者も損失を防ぎつつ取引を行えるように計算されています。

「追証なし」の際に知っておくべきこと

海外の業者であれば追証が無いため、借金のリスクを背負わずにトレードすることができます。

ただ、追証について知っておくべきこともあるため、どのようなことを理解すべきなのか以下の3点をご覧ください。

規約違反を行うとゼロカットができないことも

追証をなしにするためにはゼロカットシステムが重要となりますが、もし取引を行うときに規約違反をしている場合は適用されいないこともあります。

業者によって禁止事項には違いがあり、例えばスキャルピングをしないことやアービトラージによる取引を行わないなどです。

スキャルピングは短期間で何度も取引を行うことであり、アービトラージは価格差を利用して、売りと買いを同時に行うことで利益を稼ぐ手段です。

スキャルピングは海外の場合だと有効な手法として禁止していないとこも多いですが、アービトラージはリスクなしの取引なので、規約違反に記載されているところがほとんどです。

規約違反によりゼロカットが適用されないなら、マイナスになったときに借金を背負うことになるため、注意しておきましょう。

両建てによる取引

FXで利益を得るために複数の業者に登録して、両建てを行うこともあるでしょう。

両建ては売りと買いを同時に持つことであり、この行為自体は問題ないですが、海外FXの場合は追証なしのため、他方が大きな利益を上げて、他方ではゼロカットによって損失が限定されるため、リスクなしで大きな利益を得ることができます。

このような取引をトレーダーにされてしまうと業者側の利益が無くなるため、禁止行為としされており、発覚すれば追証ありにされることもあります。

経済指標に大きな変化を狙ったハイリターントレード

経済指標の発表するタイミングは価格が大きく変動する機会となるため、利益を狙うために多くのトレーダーが注目しています。

ただ、大きな価格変動が予想されるときは業者側も一時的にゼロカットを動作させなくすることがあり、失敗すると大きな損失を被ることになります。そのため、大きな変動がありそうなときは追証なしになっているのか確認しておきましょう。

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こんなところで以上になります。

海外の場合はゼロカットによる追証なしとなっているため、利用を考えてみることができます。

海外FXをするときにリスクを軽減して取引したいなら、ぜひ登録を考えてみてください。